もう十年以上前の話だが
私は画家をやっている。画家と言っても、たいして売れていない
絵画教室の講師とか古い絵画の修復とかで食いつなげているだけだ
個展も開いた事は何度かあるが、そんなに売れることはない
ある時、私のところに二人の警察官がやってきた。
これが修羅場
警察官が私に写真を見せた。写真には誰もがしる著名画家の絵が写っていた。
「・・・・・・の作品か」それだけ答えた。
警察は疑わしい声で私に見覚えがないのかと尋ねてくる
「有名画家の作品だから見覚えはあるが」と答えると、警官は目に見えて苛立った様子だ
それで私に絵のレントゲン写真を見せた。
そこには絵に私のサインがあった。
「確かにこの作品を模写した事はあります。」と答えたな
有名な作品を模写する事は画家ならよくあることだ。
確かに何年か前に絵を模写した事はあるが、著作権が切れた古い絵を模写しようが
売り飛ばそうがそれは法的にも何の問題もない。
あくまでそれを本物として売買する事が問題なのだ。
そんなことは警察官なら知っているだろう。
警察官はそれでも俺が誰にこの絵を売ったのだとか問い詰めてくる
ここまで来れば誰でもわかるだろうが。
どうやら私が模写した写真の絵が本物として売られたらしい
しかも私のサインを塗りつぶしてその上に偽造したサインをする念の入れようだ。
もともと習作として描いたものだから
絵を描いたのは何年も前の事だからよく憶えていなかったが
知人に譲ったのを思い出した。
仕方がないとその知人の名前を教える。それは私の田舎に住む老人だった。
警官はそれを聞くと幾つも尋問のような事をやって家を出て行った。
まったく失礼な話だ。
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それからしばらくして警察官は再びやってきた。
絵を譲った老人はすでに亡くなっていて、残った家人もその絵がどうなったかわからないとの話だ。
私に何か心辺りはないかとの事だった。
そんなのあるわけがない
どうも国際的な絵画の密売グループが絡んだ話らしい
私が模写した絵は、ヨーロッパのある国で本物として取引されたらしい
何億もの金が動く絵画オークションの世界だ。
あの程度の模写がわからないのかと思ったが
私の模写は予想以上に高い評価を得ていたらしい
それに真作は何年か前に盗難被害にあって現在は行方知れずになっている。
そのこともあり、私の絵は真作として、とある市場に売り渡される事になったそうだ
そして購入先は真作の所有者の美術館だったオチもある。
盗難文化財の取引は現在は国際的に厳しく取り締まりを行われ
盗難品と知られる絵を購入しても、なかなか金にはならない
だから窃盗団は所有者に対して売却することもしばしばある
もちろんその絵の市場価格より遥かに安い価格ではあるが
盗難品を取り返せるのならと、購入する美術館もいる。
美術館の鑑定家は、私の模写した絵を真作だと断定し、購入を決めたそうだが
私にしてみればありがた迷惑な話だ。
模写した絵は、より真作に近づけるように色々と手を加えられていたようだ
サインを偽造しただけではなく、古く見せるような処置も色々とやっているようだ
写真ごしでは描いた私自身でも自分が模写したものだとわからないくらいだからな
それを差し引いてもベテランの鑑定家が真作だと判断するほど私の模写は完成度が高かったそうだ。
取り返した後に改めて向こう側の手にあった間は出来なかった
レントゲン撮影などして初めて贋作と気づいたらしい
警察も私が窃盗団や贋作の売買グループと繋がりがあると疑っていたようだ
贋作として売るつもりならサインなんかするか。
こんなわけで、この事件以降、しばらく周りが五月蠅かったよ
贋作家ではないかと疑われて酷い目にあった
これで良い?
この記事へのコメント
こういう話聞くと、美術品の価値ってほんと薄っぺらいなって
どういう作品か、ではなく、誰の作品かで価値が決まる