ものづくりのアトリエをやってて自分はその講師スタッフの1人。
そこに何年も熱心に通ってる中1の子。オタクを自称しアニメ系のイラストが得意。
ある時向かい合って作業していたら悩みを打ち明けられた。
お母さんが恥ずかしいんだという。
「お母さんが迎えに来た時に、他の子や先生の参考作品にすぐ質問するとこが嫌。」「特に2次元絵に質問されるのはオタクにとって気まずい。」
「聞いてもわかんないし覚えないくせに聞こえないからって何度も言い直しさせる。」
「既に見たことある作品を初めて見た風に言ったり同じ質問することがある。」
「先生の作品を生徒の作品だと思って誰の?って言ったのが申し訳なかった。どう見てもレベチなのに。」
「変な質問するのやめてって言ってるのに質問は悪いことじゃないよとか言ってやめない。」
などなど堰を切ったように話し出した。
あーー…と、言われてみればそういうのはあった。
アニメやゲームのキャラクターが描かれた絵や抽象画を見て、描いた子本人に「これなあに?」って聞いて聞き取れないと何度も聞き返してたあれか。
また講師の作品について云々もたしかにあった。
その子は数人いるうちのある講師を特に尊敬していて、母親が講師の作品とわかっていたとしても無遠慮に「上手~」とか言うのも、しばらくしたら同じ作品で同じ賞賛や同じ質問をしちゃうのも許せないらしい。失礼だと。
たぶん講師へのリップサービスのつもりが過去同じ作品でしたのを覚えてないだけなんだろうけど。
自分の親のこういうの、思春期に入りたては特に恥ずかしいんだろうし、ならばこうやって気にしていることを打ち明けるのだって恥ずかしいだろうに。相当溜めこんでたんだろうか。
「気持ちわかるよ。でも講師陣は全く気にしてないしサブカルやアートに詳しい人と疎い人の間でよくあることだから大丈夫。いずれ笑い話になるよ。」とフォローはしておいた。
程度こそあれ自分の子の出来栄え以外のこと、たとえばアトリエの方針やアートそのものについてのリスペクトは特にないとか適当な親って普通にいるしね。どの習い事でもあるあるだと思う。
まあそれでも当分彼女は母親への反発がすごいんだろうな~。自分の中に良いと思ってるものが明確にある子で、それに母親が適当なのに首突っ込んでくるとなるとしんどいね。
またほか子どもに質問してるところを見たらこちらが代わりにハッキリと答えるか、出来上がったものに質問されるのが苦手な子がいるので控えてほしいと言うべきか。
でも話聞いた後でこういうことするといかにも認識してるよって感じでその子にとっては嫌かも。何もしない方がいい…のだろうか。
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
励ましたい気持ちは分かるが
気にするなとか、いずれ笑い話になる、とはいわないで欲しいな。
図々しい無神経なオカンがいたというのは、お笑い芸人ならそのキャラクターをネタに昇華して笑いに変換できるかもしれないが、
その子にとっては恥ずかしい記憶であり、自分が止めてくれと頼んでも親は止めてくれないという己の無力を噛み締めた記憶なわけだ。
母の存在が恥ずかしくて辛いというより、厳密にはその屈辱感が辛い。気にするなといわれてもどうしても気にしてしまう自分の心のままならなさが辛い。
その屈辱や苦悩や辛さは将来、苦悩を乗り越えた克服ストーリーにはなるかもしれないが、笑い話にはなりづらいと思う。
それに時間がたったら勝手に笑い話になるわけではない。笑い話にわざわざ仕立てるネタ作りをしないと変わらない。その子に、いずれ君はその恥ずかしい親の事を笑い話として語らなければいけなくなるという圧を与えかねない。
笑い話にしなくてもいい。苦々しい記憶として過去に置きざりにしても良いものだろう。
だから励ますとしたら、今は親に振り回されているかもしれないが、いずれ君は独り立ちして親がいない世界で活躍するようになる。
君は親が枷にならない力をいま貯めている最中で、講師はああいう親がいても関係なく君の創作を応援している。みたいな路線の方がいいと思う。
レスありがとう。
「気にするな」は講師や他の子に申し訳ないと言ってたことについて言ったつもりだったんだけど、誤解を受けるよね。ごめんなさい。
オタクが非オタクに好きなアニメ質問されて「答えたってどうせ知らないのに~」って葛藤するあるある動画とかがあるからそれがそのお母さんなんだなっていうつもりだった。
でも親が恥ずかしいって当事者にとってはそんなもの過ぎ去らないと慰めにもならないよね。
親がああでも関係なく応援してるって、伝えようと思う。ありがとう。
>>176
その娘さんも、アトリエに通わせてくれてる分にはお母さんに感謝してるけど
お母さんのノリがいつまでも幼児の習い事みたいなスタンスだからモヤついてるのもあると思う
恥ずかしいって言ったのはそういうとこじゃないかな
例えば高名な画家の先生に習ってたら、絶対そんな態度取らないだろって思ってそう
私も思春期だったら嫌だったと思うわw
大人になれば「母さんプロの方に失礼なこと言わんでよ」と簡単にその場でつっこめるけど
中1じゃそれも無理だからなおさらだよね
でも、お母さんの態度も雑なのはともかく
個人的にはアート系の楽しみ方としてはお母さんもさほど間違ってないと思う
ヲタ的に楽しむことが全てでもないし
176個人でどうこうというよりは
そのお母さんの態度がアトリエ的に目に余るようであれば、注意するでいいと思う
>>177
レスありがとう。
そうなんですよ、そのお母さんのライトな反応も間違ってはいない。オタ的楽しみと相入れないうえに身内だから悩むのだと。
そしてそういう楽しみ方でもいいけど子である自分のスタンスを理解してくれないのが余計イライラするんだろうね。
その子の悩みはふたつに分けるべきで
・二次絵や抽象画描いてる人間にとって何を描いてるのか訊かれるのは返答に困るだろうということ
・ライトな習い事然として振る舞って講師の気に障っていないかということ(アトリエにくる子の望む形によってライトにもヘビーにもなるんだけど)
後出しだけどその子、後者の悩みは尊敬する講師にまだ知られたくないみたいで、あえてアトリエ全体で共有するなら前者の悩みについてのみになるかも。
それでも大きく違ってくるよね。
>>174のものづくりアトリエの講師です。
講師陣に一応例のお母さんのことを共有したら、どうやら他の講師達が目にしてたのは結構目に余るものだったらしく、気にしていたそう。
基本その子の母親はその場にいる子供達に積極的に話しかけるのだけど
「制作途中の子は実験的に色々試しながら作ってて何ができるか自分自身でもわからない子や、わかってても言葉で説明できない子もいて、そこにしつこく聞いてしまう(何回かその旨控えてほしいと言ったことがあるらしい)」
「デッサン用の芯を長く出して削った鉛筆を見て大笑いしてそれを使ってる子がデッサンを笑われたと勘違いして泣いた事件があった(和解済み)」
「他の子が使ってる油絵の画溶液の匂いに『わ、クッサ』って言ってしまう」
「中1子ちゃんがデッサンをしてると『あらっいっつも描いてる漫画絵じゃないんだ!珍し~いつもこういうの描けば良いのに~』と大きな声で言う(そばで漫画描いてる子もいるのに)」
「中1子ちゃんのお母さんがお迎えに来るとスケッチブックを隠す子(小学生)がいる」
これらのことをその中1の子は自分にだけならまだしもと、申し訳なく思っていたのだろう。
上記のことまで私に言わなかったのは本人的にさすがに羞恥心からでは。と。
その子には無神経なことを言ってしまった。
他講師曰く、私は講師陣のなかで最年少で歳が近いのと同性なので打ち明けてくれたのかもしれないとのことでさらに自己嫌悪。
「悪気がないのはわかっているし大人の私達や受講生でも中高生は比較的それが理解出来る。
制作をしていればそれに詳しくない人からいろんな質問されるなんてよくあること。ものづくりをして発表するならそれも覚えなくてはいけない。」
「でもそれは展示してる場で十分。創作に没頭したいタイプの子どもにそれが理解できないのも仕方ない。特に小学生以下の子供達がほっといてほしいと感じるようだ。そしてこれはうちの配慮不足である。」
熱心に通う子の保護者だしとたまに口を挟みつつ静観していたが中1子ちゃん本人も気に病んでいるならばと、
準備室に使ってるひと部屋を片付けてお迎えに来た保護者用の待合室をつくろうかなどという提案が出た。入口近くのカウンターそばにテーブルと椅子はあるけど仕切ってあるわけではないので。
その場合普通に見守ってる子の保護者もそちら行きになって申し訳ないけど。
新年度、といってももう少し先だけど、その方向で行きそう。
先の方でアドバイスくれたお二方どうもありがとうございました。
自分一人で色々考えてばかりでしたが共有することでちゃんと問題が認識できました。
一応それでその子達が集中できたらいいな。
中間オススメ(*ノ・ω・)ノ⌒。ドゾ
前の書き込みの時には「大雑把だけど子供の趣味に理解ある母」だと思ったのに
「ただ無神経で幼稚でオタク趣味を見下しているだけの人」だったんだね
待合室はいい案だと思う
子供達が筆を折らずにのびのび創作活動ができるようになることを祈るわ
この記事へのコメント
男の子って書いてあるからそのつもりで読んだら「彼女」って書いてあるじゃん。女の子じゃん。なんだこれ?