病気になった後、ホルモン治療する事になった嫁。だが、治療の説明をしてる時に医者がある事を言い出して・・・

ホルモンって怖いなって話
妻が病気にかかってホルモン療法することになった
治療の方針決める時に俺も話を聞くように言われて、これから妻に起こるであろう副作用について説明されたんだよね
その時に「奥さんが自ｻﾂ未遂しないように気を配れ」って言われてさ
妻はめちゃくちゃ楽観的で明るいから、自傷や自ｻﾂなんて無縁としか思えなかった
でも治療が始まると直ぐに激しい頭痛に襲われ始めた
最初の方は痛み止め飲んで「寝てれば平気」と言っていたが、次は性格がどんどん攻撃的になっていった
些細なことでイライラして、そのイライラをぶつけるところがないから自傷し始めて慌てて医者に相談した
治療をやめるわけにはいかないから精神安定剤を出された
次に妻は無気力になった
趣味のものに一切手を出さず、促さないと食事も取らず、日がな一日ぼーっとしてるか寝てるだけになった
最後に自ｻﾂ未遂した
何もやる気がなくなったことで自傷も無くなったから完全に油断してた
帰ってきたらﾀﾋに損なった妻がいて慌てて救急車呼んで入院することになった
今は治療が終わって妻が退院してきたけど、今もガリガリに痩せて体には自傷した傷が残ってる
それでも性格は退院してから3か月で前の明るさが戻ってきたし、趣味も始められるようになって安心してる
医者がホルモンの影響は数ヶ月残ると言ってたからそれがやっと抜けてきたんだと思う
治療中は怨霊に体を乗っ取られたのかと錯覚するほど別人だった
妻に当時のことを聞くと「自分でも分からないうちに気づけば自傷して気づけば自ｻﾂしようとしてた
そういう行動を起こしてしまった理由が自分でもわからない、考えてやったわけではなく、衝動的にやってた」と答えた
人間の感情は目には見えないけど心で生み出すものだし、
人間には理性があるんだからホルモン程度で妻が自ｻﾂなんかするわけないって思ってたけど、
人間の感情も理性も心ではなくヒトの体から生み出されるもので、
ヒトの体の成分に異常があれば生み出される感情も理性も異常が生じるんだと考えを改めさせられた
女性が妊娠出産すると人が変わる、みたいな話はよく聞くけど、妻を見てたらそりゃそうだと思う
妊娠すると女性は体がどんどん作り変わっていくんだから、体から生まれる感情に変化がないわけない
子供出産しても今度は母乳あげる方向に体がまた変化するんだから、そこでも感情が変化するのは当然
女性の体の変化を女性がコントロールできないんだからその体から生み出される感情が
男性から見たら理不尽なほど急激に変わるのも自然に組み込まれた現象ってことなんだろうな
そもそも毎月毎月ホルモンの急激な変化のある女性がそれを厄介なことと捉えるのは妻を見てたらよく理解できた
あそこまで極端じゃなくても人によって感情が毎月毎月ブレるってことだろ？
そりゃしんどいわなって思う
妻が動物として子孫を残すのに雌の体は不完全すぎると愚痴ってたけどほんとにな
俺は生物とってないから無知だけど、動物の雌はなんでこんな安定しない作りになってるんだろうな
こんな不安定な作りでなければ妻も病気しなかったのにさ