お中元の時期が来るたびに思い出す、うちの職場でのできごと。
登場人物:
私(♀、会社の事務員)
A(♀、今回の話の主人公、当時は学生気分が抜け切らない社会人1年生)
B(♂、イケメン、Aにとって好みのタイプ)
C(♂、ブサメン、それゆえAが非常に嫌っている)
職場の同僚Aは、人の食べ物・飲み物をたかる行為が好きです。
決まり文句は「最初の一口ちょうだい。」
開封したばかりのスナック菓子、ふたを開けたばかりのお弁当、
袋から取り出したばかりの菓子パン、
そういうのを狙って最初の一口をねだるのです。
一口食べられて食べかけとなったものが、持ち主の目の前に残されます。
私も、缶ジュースでそれをやられたことがあります。
パカッと開ける音は、Aにとっては餌のありかを知らせる
ヨーイドンのピストルのようなものなのでしょうか。
缶ジュースといっても、そこらにあるような安物ではなくて、
実家に届いたお中元の高級品(果汁100%)です。
だけど、Aの「最初の一口ちょうだい。」のせいで、
おいしさではなく悔しさのほうが残りました。
職場の女子仲間たちのほとんどがAの被害にあっていて、
それなりに距離を置かなければならない存在となりました。
「あの行為をやめさせるにはどうしたらいい?」
「Aの嫌いな食材だけでお弁当を作るとか。」
「だけど、あの人に嫌いなものはなさそう。」
「苦くて塩辛い失敗作の肉団子を取られたときも、Aは平気で食べてた。」
「Aにとって嫌いなのは、ブサメンと言って避けてるCだけだね。」
[つづく]
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[>>265のつづき]
食べ物をたかる攻撃は男子にまで及びました。
最初の目撃例では、ターゲットはAが好意を抱くイケメンのBでした。
休憩時間に近所のスーパーで買った棒付きアイスクリームを
Bが食べようと袋を開けて取り出した途端、始まってしまいました。
A「最初の一口ちょうだい。」
B「何をするんだ、よせ。」
A「ごちそうさまでした。」
ガブリとやられてAの歯型の付いたアイスを、
Bはどうしようかと悩んだ末、食べずにゴミ箱に捨ててしまいました。
ある日のこと。
イケメンBの机に置かれていたペットボトル飲料を見つけたAは、
「最初の一口ちょうだい。」と言って、
Bの返事も聞かないうちに勝手にふたを開けて飲んでしまいました。
B「こら、何てことするんだ。」
A「一口どころか全部ごちそうさまでした。」
B「これは僕のじゃないよ。Cから預かってるジュースでCの飲みかけなんだ。」
A「えーーーっ!」
ブサメンCと間接キスをしてしまったことを知って、
うがいでもしたいのか、給湯室の方向へ駆け出そうとするAを、
Bはグイッと引き留めました。
「Cに謝りに行こう。」
[>>266のつづき]
数分後。
Cのいた部屋から戻って来たAは、げんなりしていました。
そんなAを慰める人はいませんでした。
CのジュースをなぜBが預かっていたのか、その辺りの事情はわかりません。
Aの行動に困ったBが問題解決のために罠を仕掛けようとCのジュースを
借りて、まるでBの持ち物であるかのようにAの目に付きやすい場所に
置いておいたのだとすれば、Bによる立派な武勇伝だと思います。GJ!!
あの事件以来、衛生面のリスクを意識してなのか、
Aによる「最初の一口ちょうだい。」の攻撃はぴたりとやみました。
ブサメンも、ブサメンゆえに世の中の役に立つことがあるんだな。
おわり。
この記事へのコメント
Aは餓鬼にでも取り憑かれてるの?他人の食べ物を奪う事しか頭になさそうで執着心が怖い。コーヒーのペットボトルに醤油入れておいて罠に使いたくなる。マズイものでも平気そうだけど、流石に醤油派気づくだろう。気づかなかったらもう病気だよね。
Cは本人の同意を得て罠に使われていたの?そうではないなら可哀想だよね
『妖怪ヒトクチチョーダイ』はオイラも好かんが、自分で何とかしてないしCを見下し対象にしてる時点で目くそ鼻くそだな