高校1年の時の話
底辺高校の新一年生だったとき、同じクラスにAという一際目立った男子がいた
Aは身長190超え、体重120kg超え、野球部でもないのに丸坊主というそれはそれは目立つ男だった
Aは「俺じいちゃんとかばあちゃん好きだから、介護の仕事がやりたい」みたいなことをいう優しい子だった
ただ、ヤンキーが溢れかえるビーバップハイスクールみたいな高校で、デカいデブはすごく目立って、同級生上級生のヤンキーたちに目をつけられるのも早かった
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
そこで彼が取った様々な行動が裏目に出た
A「俺の兄ちゃん族やぞ!!」 同じ中学の男子に「ウソつけスーパーでバイトしとるやんけ!」
A「うるせぇ!○○中学(ヤンキーの代表格っぽいのがいた中学)上等やぞ!!」 「よか度胸やんかお前昼休み体育館裏にこいよ!」
A「先生助けて!○○くんたちが僕のこと殺そうとさす!!!」 担任「○○ちょっと職員室こい!」
三か月もしないうちに、彼のあだなは「フカシのA」になってた
クラスの地味子に惚れて、勝手に家までついて行って上がり込み
「○○ちゃんのお母さんによろしくお願いしますっていわれたもんね!!!」 地味子「やめて・・そういうこといわないで。迷惑・・」
などの奇行も目立ち始め、みんなにうざがられるようになっていった二学期のある日のこと
昼休みに顔面蒼白で机にうなだれているAがいた
「俺じゃない・・俺じゃない・・」
5時間目が始まる前に、教師が「この学年で大規模な泥棒があった、今から全員持ち物検査をする!」
Aは左端の4番目の席。私は3番目だったからよく覚えてる。ずっと「なんでぇ・・俺やないぃぃ・・」と泣いていた
教師が彼のスポーツバッグを開けると、中には女子の短パンやジャージが・・。ロッカーや、靴箱の中にも女子のジャージが詰まっていたらしい
爆笑するクラス全員。「オルァこの短パン泥棒が!!」となじるヤンキー達。教師に連れて行かれるA
彼を見たのはそれが最後だった 彼は自分が盗んだことを認めず、退学になったのだ
たぶんクラス全員が知っている。彼は本当にやってないということを。
後日普通に「でもさーアレ短パン入れたの○○たちよねー」とかみんなが話してたから。
創作にしては面白かった
「英検一級もっとるもん!」っていえば英語教師が「日本じゃ英検一級はほぼムリ」とか
(話題になってる)「ゲームもってるもんね!」とか言ってるかと思えば、本体自体もってなかったりとか
学年の男子全員に、本当に「フカシの○○○○○」って呼ばれてたよ
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