うちの弟と同じクラス(当時中学生)だったんだけど、弟から聞く内容があまりにひどくて、うちの親も心配していた。
・試合で活躍出来なかったから、夜中まで素振りさせる
・試合内容が気に入らないとバットで殴るなど
本人が望んでいるのかわからないけど、他人からすれば虐待としか思えない。
けど、父親は元高校球児で自分の叶えられなかったプロの夢を叶えたいと本気で思ってるらしい。
うちの母親とその子の母親がママ友でちょこちょこ愚痴は聞かされていたけど、母親も止めないあたり同類だと思う。
そんなある日、うちの母親が知人(うちの父親の友達)である野球とは別の種目のプロアスリートが家に遊びに来た時にその子の話しになった。
そのアスリートはめちゃくちゃ憤って「そういう親が一番たちが悪い。一言言ってやりたい」
みたいな話しになって、だけど直接言うのも響かないだろうしなぁと。
で、うちの母親が学校の役員をやっていたので、特別課外授業でそのアスリートを学校に呼んで話をしよう!という企画を考え、半年がかりで実現させた。
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
講演会という形で保護者も観覧可能。
そのアスリートは地元では知らない人がいない感じだったので、野球バカの父親ももちろん参加。
ほとんどの保護者が興味本意で参加したらしい。
そこで
・一個のスポーツに絞ってやるのは本当に自分が好きでない限りこどもを不幸にする
・親が熱心に教えても教え方が間違いだらけなのに無駄
「会社でやり方を教えてもらえない仕事が出来なくて怒られるのと同じぐらい理不尽なことを言っている」
・自己流で成功した一部のアスリートの親の影には何万人も諦めた、挫折したこどもがいる
などなど。
もちろん、他にアスリートならではの話しもあったけど。
最後の質問コーナーで
「我が子をプロ野球選手にしたいけどどうしたらいいか?」と質問した野球バカ父には
「まずは、本人の意思を確認してほしい。親を喜ばせたいから我慢しているこどもがいっぱいいる。そんな不幸なことはない。
それでもやりたいなら、何人もの色んな理論のコーチに習う機会を与えて、親は口出ししない。体罰なんて自己満足でしかない」
というような事を言っていた。(私も母親と一緒に講演聞きに行った)
その野球バカ父は
「あいつ(プロアスリートのこと)大した選手じゃないから大したこと言わねえな」
とその晩家族に言ったらしいけど、野球バカ息子が
「あの人が言ってることは正しい。俺はお前に気に入られるためだけに野球やってたけど、最近は辛いだけだった」
と泣いて、やめると言ったらしい。
野球バカ母親もそれを見て
「気持ちをわかってあげられなくてごめんなさい」と謝り、野球バカ父に
「自分の夢をこれ以上押し付けないで。出来ないなら出ていく」
と宣言したらしい。
野球バカ父は
「プロ野球選手になれば、お金持ちになれるし有名になれる」
とまだぐずぐず言ってたらしいけど
「お金持ちにも有名にもなりたくない。それにプロアスリートさんだって、プロは有名になれる、お金持ちになれるだけでは続かない。って言ってた」と言ったらしい。
その後は家庭内別居状態がしばらく続いたらしいけど、こどもは無事にチームを辞めて、父親も「俺の夢を押し付けすぎたみたいで悪かったな。お前も望んでいると思って」と精一杯の謝罪?をしたらしい。
後日、プロアスリートさんがうちの父親と飲みに行った時に
「たまに、小学生とかを連れて来て、教えて欲しい、プロにしたいとか言う奴が来るけど、こどものうちは色んなスポーツやらせときゃいいんだよ。あんなの親の勝手すぎて不幸にするだけ」
と言っていたらしくて、そういう困った親は一定数いるらしい。
色んなスポーツやらせて、その中でプロになりたいぐらい好きなものがあったら、高校生ぐらいからでもほとんどのスポーツはプロで間に合うんだって。
海外のプロアスリートはそういうパターンが多いらしい。日本人がスポーツで活躍出来ないのはそういう理由もあると聞いてなんか納得した。
その野球バカ息子も今は大学生なんだけど、中学途中から始めた別のスポーツにはまって、今はそのスポーツの推薦で大学行ってる。
その子は今でもそのプロアスリートに感謝していて、うちの弟経由で二十歳になったのを機会にたまに飲みに行ったりしている。
そこそこ才能があってイイトコまで行ったけど、
本人は嫌で仕方なかった時に松岡修造の指導を受けることがあって
見事に見透かされて、それを親に言ってくれたおかげで
辞められたみたいなの。
中間オススメ(*ノ・ω・)ノ⌒。ドゾ
>>467
へぇー。
やっぱりプロの人はわかるんですね。
このプロアスリートさん、我が子にも強制は全くなくて、見事なまでに運動苦手だったんだけど、小学生の時に
「パパはプロ選手なのに、アスリート子ちゃんは運動出来ないなんて、変なのー。おかしいよ!」とからかわれたらしくて、
それが悔しくてプロアスリートさんに泣きついたらしい。
で、二人で特訓した結果、一年後ぐらいにあった運動会ではリレーの選手で大活躍してた!
全然違う競技の選手なのに、あの指導力はすごい!とうちの家族では伝説になってます。
小学生の運動会のリレー程度で違う競技云々は関係ないんじゃないの?
走ることはスポーツの基本なんだし
たかだか小学生の徒競走って言うけど陸上の選手でもない違う競技のアスリートが正しい走り方を教えるのってなかなか出来ないよ。
アスリートの人なら人に習わずとも出来ることだから。
そのアスリートも指導については陸上のコーチや本などで勉強したんじゃないかなあ。出来るのと教えるのはまったく別だから。
野球少年も気の毒だけど、間違った根性論で育ったその父親もある意味被害者だな
汗かいたら水飲んじゃダメ、足腰の筋肉鍛えるためにうさぎ跳び等、
徹底的に体壊すことばっかりやっていたんだろうよ
間違った教育受けてきたから、下の世代に繋いでいいとか問題外だろ
どうせ思ってなくても何かの拍子に出るんだからこの世代は駆除すべきだな
どうやって?
まぁ今の指導方法も何十年かしたら「あれは間違いだった」って言われることもあるかもしれんし
間違いとわかったら修正していけばいいんだが脳筋だとそれが難しいのかもな
スキージャンプもかな?は活躍してる人は小さい頃からやってるイメージ。
プロのなかでも低レベルなら高校くらいからでも良いのかもきれないけど。
小さい頃から始めるスポーツって、素人親がコーチしてないよね
クラブにはいったり、親がプロコーチだったりする
ああ、なるほど!
引用元: https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1493785143/
この記事へのコメント
野球バカ父の家庭内の会話までなんで濃厚に再現されてるんだよ