父が末期癌の診断を受け春まで厳しいと言う余命宣告、入退院を繰り返すようになった秋
父の体調が落ち着いていて寒くなる前に、思い出作りと普段お世話をかけている弟夫婦や母を労いたいと思い、両親、弟家族(夫婦と姪)、私家族で温泉旅館に行かないかと弟夫婦に相談した
体に負担にならないよう、近場でゆっくり温泉と美味しいものを上げ膳据え膳でどうだろう、費用は頻繁に帰れず、これくらいしかできないから私持ちでと
一方で予定が確定した頃、トメが怪我をしたという知らせに旦那が様子を見に行った
その時この話をしたらしいが、トメは何時ものように行きたいと言ってこないし、ギプスをしている身だから動けないのだろうと安易に考えていたが、出発の日の早朝ボストンバッグ持ってやって来た
驚く私に、バカは「賑やかで良いだろ」「お袋とそっちの両親は仲が良いから」「せっかく行くなら」「金は俺らが出すんだし」だとのほざく(金は私が出すんです!)
トメはトメで「自分だって怪我しているから労ってもらいたい」「自分たちは温泉なんて連れて行ってもらったことない」だのほざく
それでも「今から追加は無理でしょ」には「追加してあるから大丈夫。キャンセル料発生する方が無駄」と
バカ達の騙し討ち
結局連れて行くしかなくなり、両親も弟夫婦(特に弟嫁は初対面)も気を使っているのが明らかで(しかも怪我している)申し訳なさMax
この道理で言えば弟嫁両親の方を誘いたいくらいだった(実家と弟嫁実家は歩ける距離かつ父と幼馴染で何かと手伝ってもらっていた)
その弟嫁は「うちの両親なら万一誘っても遠慮したと思うから気にしないで。それより義姉ちゃん噂以上のトメで大変だ。可愛そう」と言われ、情けないやら恥ずかしいやら
部屋は弟家族、両親、私家族で三部屋予約していたけど、私は両親の部屋へ逃げた
食事は各部屋のシステムを、旅館が配慮してくれみんなで食べられるようにと広間を準備してくれていた
するとトメ「こんなことなら、うちのコトメやコウトも呼べたのにケチよね」
などと皆の前で口走り、事あるごと自分の都合の良いよう弟嫁に同意を求める始末(アウエー仲間と思っていた様で、何かあればコソコソ私や両親の悪口も含め言っていたらしいw)
なので気遣いがバカらしくなったようで、その度バッサリ斬りまくっていた弟嫁w
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
チェックアウト時に弟嫁が「自分たちの分だけでも」と封筒を差し出して来た
最初から受け取るつもりは無く、ましてトメまで来たのに受け取れるわけがないと固辞していると、横からトメがその封筒をひょいと摘みバカに渡した
バカはバカで恥ずかしげも無く受け取った
それどころかトメは弟嫁に「いくら入ってるの?」と聞きやがった(無視していたけど)
「バカくんが全部支払うことはない」
「私のお金です」
「あなたのお金ってことはバカくんのお金でしょ。このお金を足しに次は……」
バカの親はバカ、バカの息子はバカ
バカから奪い返し弟嫁に返還
ちなみに両親も弟家族も旅館を出たところで「ありがとう」と言ってくれたけど、トメからは何もなし(あるはずなし)
その後、土産屋を散策している時にトメが私の子供や姪に「どのおもちゃがいい?」と聞いていた
流石に子供達にお土産を買ってくれるのか、それくらいはしてもらおうと様子を見ていると子供達は目をキラキラさせて「これがいい、あれがいい」と言い合い「じゃあこれにしよう」
とその中から一つだけをとってレジへ
ひとつつだけ?
子供達はワクワクしているのを尻目に包装されたものそのままカバンに入れ、これはコトメ子へのお土産でその参考に聞いただけ、子供達のものではないと説明していた
子供達は買ってもらえるものと思っていたので余計に落胆
「わざわざがっかりさせることないのに」
「だったら宿代も受け取らないほど余裕がある人が買ってやれば?」
尚、バカは「誘わなかったコトメ、コウトへお土産買ってあげなさい」とトメに言われ素直に従っていた
その金でがっかりしてる子供ら(姪含む)のフォローが先だろ、には「俺はコトメたちのお土産買うから、お前が子供らの買ってやればいい」と来たもんだ
こいつら置いて帰りたかった
帰り道
前を走っていた弟家族プラス両親の乗る車が、レストランの駐車場へ
少し遅い昼食をとって帰ろうと立ち寄り(車中で予約してくれた様子)弟嫁が先の封筒を見せ「宿代にもならないけど、これで奢らせて」の言葉に甘えることに
食事が終わり子供達ですら弟夫婦に「ありがとう」「ごちそうさま」と挨拶しているのに、トメはさっさと車に乗り込む
お礼とか言ったら負けなんだろうか?流石にこれには私も黙っておれず
「子供らですら言える挨拶もなしですか?」と言っても「どうせこっちが受け取るはずだったお金は元はうちのお金」(まだ言ってるし、何にしてもあんたの金じゃねぇ)
そうして実家の前で窓越しにお互い挨拶だけしているとトメがそそくさと車を降りる
帰り際にはちゃんと挨拶するのかと思えば、実家で一泊するものと思い込んでいただけだった
帰ると言えば「今晩はここでご馳走になるんじゃないの?」ときたもんだ
「いや、みんな疲れているからここで帰りますよ」(実家前で解散は前もって話している)
「お茶くらいご馳走してもらう」
弟嫁が「あまり遅くなると道中が大変だし、引き止めたら申し訳ないですよ」と制止(GJ)
渋々車に乗っても道中ずっとブータレるトメ「父も疲れているはずだから」と言っても「せっかく来たのに」とまだ文句
バカは諌めるどころか「また来ればいいだろ」とか抜かし「そうねぇ、今度は夏がいいけどその頃にはお葬式が終わって落ち着いているかしら」とか言いやがった
二度とねぇよ
更にバカはトメに「その分今日はうちに泊まればいい」とかほざくので「疲れているから」と口を挟めば「だからこそみんなでうちに行けばお袋に子供ら見て貰えるし楽だろ?」
「余計疲れるわ」と腹のなかで思いつつ「早くコトメたちにお土産も渡したいでしょうし〜」と言ってもトメは泊まる気満々
ここで、そのお土産と言う言葉に反応した子供たちが「おばあちゃん嫌い」の合唱(普段こんなこと言う子達ではない)
ザマア
バカが諌めるけど「言われてもしょうがないことしたでしょ」と言ってやり、私の弟に一度お礼の連絡はしておくようにと念を入れ(これまでに「行きたい」と連絡したことはあっても、その後のお礼の電話一本入れたこと無し) とっとと団地の前で降ろしてやった
中間オススメ(*ノ・ω・)ノ⌒。ドゾ
その後、弟夫婦にお礼とトメ無礼の数々のお詫びの連絡を入れたら、弟嫁にひどく同情された
話には聞いていたけど強烈すぎ、自分のトメ(私母)があんなのじゃなくて良かった、これから愚痴くらいはいくらでも聞くよ、と
その後、当然のごとくトメから弟の方へは何もなし
春までと言われていた父は夏まで頑張って亡くなった
その時、バカがトメに連絡をした
トメは「まだ生きてたの?仕事があるし、そんな遠くに行けるわけがない」と言ったそうな(トメもバカだがそれをそのまま私に言うバカ)
今まで散々行ってたくせにね
遠方なので葬儀に来いとは言ってるわけではなく、いろんな親戚の手前バカの立場もあるから電話の一本なり電報の一本なりをポーズだけでもいいから入れておけ、と(私に言われて)話したそうだが、なんの音沙汰もないから再三連絡を入れれば「しつこい」と怒られたらしい(から、連絡するのをやめたそうだ)
案の定、お香典や電報など整理していた親戚からバカは「お母さんからは何もないのかな?」とチクリと言われていたみたいで、バカが私に「お袋の名前で香典を立て替えてやって来れ」と言われたけど、
気持ちがないものをなんで私が立て替えなきゃならないのか、お金が欲しいとか惜しいんじゃないくて、私の父を悼む気持ちが私も見せてもらいたいのだが?ましてうちの親と仲良し(バカいわく)なら、葬儀に来なくても電話の一本くらい入れるでしょ?バカが電話しているときに「(弟や母、せめて私に)代わって」というだけでいい話でしょ?と(それすら拒んだらしい)
タダの料理旅館もどきの主がタヒんだところで別にどうでもいいのかー、と言ってやったら
「そこまでいうこともないだろう」と逆ギレされたた
それまでもその後も色々あったけど、これが一番キツかった
亡き父は私がバカ家族の中で苦労しているだろう、かわいそうに、せめて肩身が狭くならないようにしてやらねば、と
お酒が入っている時にはよく泣いていたそうで、心配をかけていました
そんなバカもろとも縁がようやく切れたので、書いてみました
長くなってごめんなさい
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