長子跡取りで親からあれこれ制限された私。自由に好き勝手やって何も要領よく立ち回り咎められない妹がたまに疎ましかった。なので私は妹にある物を勧めて・・・

215: 名無しの王国 2015/03/01(日)15:12:18 ID:2MX

私は二人姉妹の上で自分が長子跡取りであれこれ制限されたり
進路も決められる中、自由に好き勝手やって何も要領よく立ち回り
咎められない妹がたまに疎ましかった。
そんな訳で自分は高校までを勉強だけが取り柄の喪女として過ごし
妹は勉強もスポーツもそれなりに出来て友達にも恵まれたリア充だった。
妹もまたそんな芋女が姉なのが恥ずかしかったようでよく無邪気の皮をかぶった嫌味を言われた。
その後の大学受験時、自分は普通に家業の資格が取れる学部に進学し
親元を離れて今まで制限されたお洒落だったり友達付き合いを楽しんだ。
卒業後無事資格も取れそれを生かした仕事をして学生時代に出会った人と結婚し子も授かり幸せに暮らしている。

で何が黒いかと言うと妹の受験時そのままなら同じ学部の低め偏差値のところなら
もう少し頑張ればいけるかもという時期に当時人気だったアニメを紹介してはまらせた。
表向きは「勉強ばかりじゃ妹ちゃんもストレス溜まるよ！たまには息抜きしなきゃ☆」といい姉アピールしつつ
当時のバイト代からドラマCDやら同人誌を見せてどっぷり。
結局妹はその学部は全落ちし、帝都の聞いた事も内容な大学の
何をするんだかよく分からない名称の学部に進学した。
卒業後もまともな就職は出来ずフリーターで貯金もせず
オタク趣味に注ぎ込んで三十路前に付き合っていた彼にも捨てられ
ますます現実逃避に同人やライブや舞台にのめり込んでいる。
ここまで来るとさすがに申し訳なくなって早く良縁があるといいと思っているが
当時は自分が進む狭い同じ業種世界にいてほしくなかった。
同じところにいたら絶対にまた何でも要領よくこなす妹に
コンプレックスを感じて卑屈と苛立ちの日々を送る事が分かっていたから。
そんなチンケな自分のプライドを保つために妹の進路狂わせたのが墓場。