プチだけど長いですw
近距離に住んでるトメは、家には滅多に来ないけど、電話はほぼ毎日。
だいたい午前中にかかってきて、「昨日の夜は何食べたの?」と聞いてくる。
出したメニューを全て聞かないと諦めない。で、ケチをつける。
私「肉じゃがとイカ刺しときゅうりと生姜の酢の物です」
トメ「あらぁ。ムスコたんはもっと精のつくこってりしたものが好きなのよぉ。それに酢の物は苦手でぇ」
こってり好きは知ってる。だから肉じゃがはこってり。
つーか、こってり味が好きなのは、味付けが濃ければごはんかっこんで空腹を満たせるからだったんだよ。
ごはんを炊くのだけは出来る(それしかまともに出来ない)トメに育てられた自衛策。
酢の物がキライなのは、お前が作る酢の物が、ガチで酢しか使ってないからだバーカ。
私「ハンバーグと人参のソテーとほうれん草サラダです」
トメ「あらぁ。ムスコたんはハンバーグも緑黄色野菜もキライなのよぉ」
そりゃ生焼けハンバーグもどきに醤油ぶっかけたのなんか誰でも嫌いだ罠。
大学時代の下宿先のおばちゃんが料理上手で、野菜嫌い克服したんだよーだ。
リサーチしまくって旨い食事付きの下宿を選んだ夫の努力も知らないでなに言ってんだか。
などなど、メシマズで、夫を偏食どころか「食べるの怖い」レベルにしたくせに
どうしても「ムスコたんの好みをよくわかっているアタシ」になりたいらしい。
結婚して二ヶ月くらいは適当にハイハイソーデスカってあしらってたけど
だいぶうっとうしくなってきたから、最近は色々やり返してみている。
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
作戦その一「トメの知らない料理名を並べ立てる」
私「昨日はコッシーニャを作ってみました。フェイジョアーダを添えて☆」
トメ「・・・あらぁ。そうなの・・・」
私「昨日はゲーン・ホにチャレンジしてみました。ルチクン入れて。付け合せはソムタムです☆」
トメ「・・・あらぁ。そうなの・・・」
トメは無駄に負けず嫌いだから、「なにそれ」とは言えない。
下手なツッコミをすると、知らないのがバレるかもと恐れて、なにも言えない。
ちなみに、似たようなもの(前者はコロッケと豆スープ、後者はチキンボール入りカレーと春雨サラダ)は作ってる。
まるっと嘘ってわけではないw
作戦その二「トメにどんどんつっこんで聞いてみる」
私「昨日は炊き込みごはんを作りました」
トメ「あらぁ」
私「(さえぎって)あのー、トメさんは炊き込みごはんどうやって作ってます?お米研いでから出汁昆布入れます?入れるならどのタイミングで出します?一緒に炊き込んじゃっていいんですか?」
トメ「それは・・・好き好きじゃない?」
私「好き好きですかー。へーwじゃあ、具材はお米と違和感ないように小さめに切ります?大きめに切る方がいいですか?鶏肉に下味つけます?私はお酒とみりんと醤油を1:1:2くらいにしてるんですけど、この割合で良いんですか?」
トメ「それは・・・それも好き好きよ」
私「へー、なるほどーwじゃあ、いわゆる五目ごはん的な炊き込みごはんじゃなく、はまぐりとかアサリとか鯛めしとか色々ありますよねー。そういうのはやっぱお酒と塩が決めてですか?薄口醤油使うのはナシですか?」
トメ「それも・・・好き好きじゃないの・・・」←この人、薄口醤油知らないw
私「そういえばパエリアも炊き込みごはんの一種ですよねー。やっぱジャポニカ米じゃなくインディカ米の方がいいんですかー?」
トメ「だから好き好きよ!(ガチャ切り)」
トメはメシマズで、この程度の質問にも答えられない。
それわかってて聞いてるんだけどw
こんな事を繰り返していたら、最近電話があまり鳴らなくなりましたw
酢オンリーの酢の物…
生焼けハンバーグ醤油ぶっかけ…
おえぇぇぇぇ……
ウチは実母がそんなだった…
肉じゃがしたら必ず輪ゴムが入ってたのは何故なんだぜ。
そして結婚したら実母ほどではないもののトメさんがメシマズだった。
誰が作っても最低限の味にはなるカレー、まずいの初めて食ったな…
作戦その一には吹いたwおぬしなかなかの策士よのお。
作戦その二は、ここでも質問攻めが効き目あることが証明されたね。
自分の母親もメシマズで、そのくせ嫁さんに料理指南したがるんだよね。
なんでなんだろ。絶対勝てないのに。
俺の奥さん、現役のプロ料理人なのにw
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