たまに「離婚したorしたいけど親権が取れない」と嘆いている男親の話を見かけるけど
ウチみたいに実際に親権を取れた時のケースを思い出したながら書いてみる。
ウチの場合は元妻の浮気・使い込み(間男に家の貯金から貢いでやがった)があって、離婚という事になったんだけど
やっぱり懸念材料だったのが子供(当時小学生)の親権だった。
あれだけ子供を放置して浮気に走ってた癖にいざ離婚となると「とりあえず子供はこっち?」みたいな事を言い出すから焦った。
子供がいて家庭に縛られるのが苦痛で仕方なかった!私は自由に生きたいだけ!だから自分は悪くないというのが浮気に走った理由だった癖に。
相手の素晴らしい男とやらも話し合いの席でこっちを見てニヤニヤ笑って「ふーん、これが○○ちゃんの旦那さん?」「ダサっ~」とか言い出す様な
失礼でどうしようもないヤツだったので(同年代で、自称エリートIT屋だったけど実際は知らない)、義両親は義両親で当時3歳ぐらいの子供(彼らからしたら孫)を
食事中にコップを倒したとかで血が出るレベルで「躾てやった」と称してボコボコにしてそんなのと浮気でおかしくなってる元妻に子供を任せる訳にはいかなかった。
不幸中の幸いだったのが、元妻が離婚当時は浮気にラリってる状態で、子供が欲しいというのも実際は養育費目当てが大きかった事、
両親が全面的に協力体制だった事、逆に元妻の両親(元義両親)が非協力的だった事、何より子供自身が冷たい母親を拒否していた事。
弁護士も交えた話し合いの末、某漫画家みたいに本来は発生する慰謝料は不問、
使い込み分は財産分与という形で相殺、養育費は請求しない、プラス当面の生活準備金という形で数百万円を手切れ金を支払って離婚になった。
その代わり親権についてはきっちり自分の方に、という事で放棄させた。要するに親権を実質金で買った形だった。
あっちもあっちで「素敵な間男くん」に嫌がられるリスクで子供を抱えるよりは当座のお金が欲しいというのがあったんだと思う。
離婚後、聞いても無いのにどこそこに旅行行ってきたみたいな連絡してきてマジで頭おかしいと思った。
離婚後も、子供いわく「ずっと携帯いじってばっかでつまんなそう、面倒くさそうにしていた」という月一の面会での態度の割には
事あるごとに「こっち(元妻が暮らす地域)に転校してはどうか、こっちの方が環境良いから」「優しいお婆ちゃん(子供を蹴り飛ばしてた義母)と一緒に暮らそう」
などと言ってきたから子供も辟易していたそうだ。多分別れて金も無くなってから間男にも捨てられたんだろうな、って思っている。
(実際は知らないけど今は元妻は独り身なのは事実)
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
まとめると
・元妻に親権を得る意思が著しく低く、環境も無かった
・元妻が浮気でラリってるのもあって判断能力が低かった
・上記の理由もあって連れ去られる事が無かった
から、男親でも親権は得る事が出来たんだと思う。
逆に言えばこれぐらいの条件無いと男親が親権を得るのは厳しかったんだなって改めて実感する。
それぐらい女親側の権利って強い。
実際世話になった弁護士の人にも「勘違いしている方も多いのですが…」って前置きで言われたけど、
妻側の有責、例えば浮気とか使い込みとか多少のDV程度じゃ男親は親権を得るのは厳しいという(子供の年齢にもよるが)。
それでいざ離婚となった際に「何で相手が有責なのに親権はあっち(妻)なんだ!」って揉める事も多いのだとか。
後、義実家なんかに避難(連れ去り)されて育児実績作られると、よほど継続的な虐待とかしてない限り「打つ手が無い」という。少なくとも親権に関しては。
有責になる程の相手だから、離婚後に虐待やネグレクトが発生した事もあって、依頼人と再度揉めるケースもあると弁護士の人は言っていた。
離婚した後は経済的な苦労も本当に多かった。
元妻側に支払うお金を捻出する為に(使い込みと弁護士費用等で、離婚成立時には貯金が底をつき始めていた)結局家は売る羽目になったし、
ローンの残りもあって結局自分の家は持てなかった(今は実家を相続しリフォームしている)。
離婚後は実家に戻ってしばらく生活していた。両親が協力的で無ければ本当に厳しかった。
当然、父子家庭への支援制度なんかも今でも少ないが当時は全然と言って良いぐらい無くて、また育児の為に昇進も何度か断ってるから年収も頭打ちになった。
シングルファーザーの会社でのキャリアパスなんかは当然無く、「本来得られる筈だった収入」への補助なんて当然無い。
国立大学に進学且つ自宅から通学じゃ無ければ、大学進学の費用は奨学金に頼らざるを得なかっただろう。
一応元妻にも請求はしてみたけど「そっちが引き取ったんだから責任は全部引き受けろ」って態度で知らん顔。
まあ期待して無かったけど、これが逆だったら進学費用ぐらい普通に請求出来るんだろうなとは思った。
(まともな子育てをするのが前提だけど)経済的な面だけ見れば、親権を元妻側に渡した方が良かったのかとか、今でもたまに考える。
子供の将来に色々なものを犠牲にした事自体は後悔してないけど、日本でシングルファーザーするのは本当に茨の道だった。
子供はあまり愚痴を言わなかったけど、男親で色々言われる事も多かったとは思う。
老後の事とか考えたら今後の見通しも決して明るいとは言えない。
こればかりはシンママで子育てしながら養育費貰って、という方が圧倒的に楽というか恵まれてるよなって愚痴吐きはしたくなる。
?「躾てやった」と称してボコボコにして
○「躾てやった」と称してボコボコにしてたから絶縁。
一部文章抜けてましたすみません。
中間オススメ(*ノ・ω・)ノ⌒。ドゾ
それが日本でワンオペで子育てしてる女性の普通の環境やで(シンママが優遇とかないし使える制度は同じ)
あと、育児実績あれば引き取れるしなければ引き取れないのも普通
不倫したのと育児能力はわけて考えられるものだしな
その中出世はできなくても仕事があって親を頼ることもできる304は304が言うところの「恵まれている」環境だと思う
まだまだ日本の会社は産休育休制度がないところも多くて妊娠出産で仕事を失う女性もいるし、無職で子供抱えて養育費もろくにない状態で放り出されるよりよっぽどイージーよな
不倫されて大変だったのはわかるが、その苦労の八つ当たりを女性に向けるのは大間違い
あと養育費の算定基準は見直しされたがいまだに2、3万しかもらえない家庭も多いぞー
2、3万で圧倒的に楽になるか?恵まれてるか?
シンパパとして子育てを全うしても
「女はイージーモード」信仰は消えないのか…
不倫での離婚協議には
子供のDNA鑑定を義務化すべきなんだけどね
話変わるけど無戸籍児童だって
生まれた時点でDNA鑑定していれば解消できる問題だし
勘違いしている方も多いのですが…というのは実際に相談の時に認識が違い、相談者に解説するというケースが多かったんだろうなと想像する。
「母性優先の原則」って子ども福祉の観点から見たら逆におかしい原則だと思うしおまけに憲法違反じゃないの?
だいたい母性というものは実在しないとされている。仮に実在したところで現在のイクメンブーム(イクメンについては専門家でも少し触れている方がいたが)の動向を見たら、
現実の育児に生まれついての性別が考慮されるべき可能性はかなり低い。
そこは特定の思想だから考慮しろとは言わないけど、逆に「母性優先の原則」ってどういう根拠があってどこの誰から出てきたんだ?って疑問に思った。
>>309
まあ少なくとも、実質的に親権をお金で買う様な事にはならなかった、とは今でも思います。
元妻側の有責なのに、慰謝料どころか逆にこちらから大金を支払うのは、金銭面以上に屈辱的だったのを覚えている。
もし男親で無ければこういった事は無かっただろうな、というのは現実ですね。
また離婚した元同僚は毎月10万近くを養育費として振り込んでいる、と言っていて
自分も子供に満足する生活を送って貰うにはこれぐらいは必要だと思うので、実質的な相場に近いのかな?とは思いました。
もっとも養育費を子供の為に使うとは思えない、ぐらいには元妻への信頼が損なわれていたのもまた事実でしたが。
https://fair-life.jp/sin/64
これによると、
>母子家庭で子ども1人の場合は月に3万8,207円、
>子ども2人だと月に4万8,090円
だって
その金額なら、子供のために遣わなかったら虐待やネグレクトになりそう
>>313
どこの誰かが作った思想ではなく、長年女性が家事育児を担ってきた歴史があり
出産し母乳を与えられるのは女性だけだったという事実があり
男は働き女は家にいる形態が長く続いてきた実績があり
それ故に女の方が家事育児に向いてるとかいうもっともらしい説がずっとあるってことかと
現実子供を養育する時間は母親が圧倒的に長く、言葉によるコミュニケーションが難しい月齢から
子供が語れない様々な情報を読み取り対処してきた経験とそれを継続する意思は「愛より重い」
だから「愛しかない父親」の「養育の意思」は現状重く扱われない
父親には理不尽なことだろうけどね
最後にこればかりはシンママ・・とは言っているけどそれより言いたいことは上の部分なんじゃないかなって思う。
なるほど。
確かに理不尽。
そもそもそういう関わり方をする家庭が多い傾向が多かった、つまり例外が0ではないならば本来は原則ではなくて個別検討であるべきだよね。
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