小さい頃、近所のおじさんがお酒を手放せない体質の人と聞いた(要はアル中)
それでおじさんの奥さんがとても困っていると聞いて、奥さんにそろばんを習っていた私は
先生へ日頃の恩返しをしようと思って、キッチンにあった酒を毎回少しずつ盗んで帰った。
そろばん教室がキッチンの隣の部屋でやっていたこと、生徒が私1人になる日が週に1日はあったこと、
先生はいつも教室が終わる少し前に必ずトイレに行くこと、
お酒の瓶が500mlくらいで小さくはないけどランドセルや習い事バッグに入るサイズだったこと、
夏場にお弁当を持って行って冷蔵庫に入れさせていただくことがあって、そのときに冷蔵庫には
必ず数本の瓶が入っていると気づいたこと、そういった条件があって、お酒を持ち出すのは容易だった。
もちろん子供が週に1度、酒を1本持って帰ったくらいでアル中は収まるわけもないんだけど、
その当時はその行為が先生の役に立つかも!と信じていたので、積極的に盗んだ。
結局アル中は改善されなかったけど、半年くらいたってから、おじさんと先生は離婚した(理由は知らない)
先生が実家に帰ることになって、そろばん教室が閉鎖されて悲しくて泣いた。
なお、盗んだ酒は自分の父の一升瓶に継ぎ足しておいた。
「昨日たくさん飲んだのに減ってない」と不思議そうな顔で瓶を見ている父を思い出すと、
今でもどうして気づかなかったんだろうとこちらこそ不思議な気分になる。
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
最後抜けてた・・・
今でこそわかるけど、当時アル中のおじさんが飲んでいたのは比較的上等な清酒で
うちの父が飲んでいたのは、量だけが売りの安酒。
混ぜたら味が変わってたんじゃないのかな。
私はお酒を飲まないからわからないけど、酒飲みの父が気づかなかったのは不思議だなと思う。
ちなみに父はアル中ではなく、金曜日の夜にだけじっくり一人酒をするタイプ。
母が料理で使うから&お酒屋さんとお付き合いがあるからと、一升瓶を家に置いていただけ。
父がアル中で母が困っていたら、きっと私は自宅の酒もどこかに持って行ってたと思うw
先生の事は残念だったけどアル中はちょっとやそっとじゃ治らないから
別れられてきっと幸せになったんだよ
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