昔の話と思って聞いて欲しい。今はこんな古臭いことがないことを願う。
結婚する時、夫の実家と少し揉めた。
夫実家は田舎にあり、代々庄屋とやらで財を築いてきた家柄。
嫁いできた義母も、元々は商家の出だったそう。
結婚時、うちの家系図を求められ知ってる範囲で提出してみたら
「あらぁ農家さんなの…格が合うのかしら」
「品がない家と縁続きになってもなぁ」とあからさまにpgrされた。
(ちなみに夫曰く、義実家は山を無駄に持ってるだけで何もないとのこと)
この話を聞いた私の父母、密かに仕返しを決行。
私の知ってる範囲で出した家系図、父方の祖母の実家が農家であると書いただけで、父方祖父は無記名。
(私が生まれる前に亡くなっており、祖父の話は聞いたことがない)
また母方については一切書いてなかった。
父方実家は、うちの県の昔の殿様である○○藩に代々使えるお武家さんらしい。
ただ祖父は養子であり、父が乳児の時戦争で亡くなってしまったのもあって、父自身が自分のルーツを知らなかった。
父は役所や資料館や親戚を訪ね、我が家がそれなりに高いポジションだったことを掴んだ。
また、母は京都の洛中にあった織物問屋の娘。京言葉はお手の物。
以上を材料に、両家顔合わせでずっと私実家ターンが始まった
尤もらしい紙に尤もらしい家系図を書いて再提出しただけなんだけど、義実家がモゴモゴ言って沈黙。
横で母がわざと京言葉で「お商売してはったと聞きましたけど、京都にもお付き合いあらはったんどすか?いろいろ聞きたいわぁ」で義母もモゴモゴしながら沈黙。
ある程度の年齢の人って、京都に弱いのを知った。
ちなみに、上記の私実家の話、嘘はついてないがかなり盛ってるというか、隠している。
父方(武家)については、当然明治以降落ちぶれて副業でなんとか食いつなぎ、祖母の農家から送られてくる食料が命綱だったし
母方の織物屋は借金を重ねた後廃業済み。
顔会わせからの帰り道、家族で「あっぶねー」とヒヤヒヤしてた。
そもそも私父はただのリーマンだし母はパート勤めだ。
夫にはネタバラシをしていたが、親が黙るなら良しとGOサインを貰った。
今は義実家と程よい距離感で付き合いを続けている。
先週、義祖母の法事で義母実家(商家)に行ったんだけど、金持ちぶりを見せられて内心gkbrしたので記念カキコ
本日のピックアップ(=゚ω゚)ノ
よくやった!
それはそれとして、「本物」のお金の使い方はレベルが違うよね
家の格は青天井。
上には上がいる。
子孫はフツーのサラリーマンでも先祖が教科書に載ってるレベルの偉人、なんて人にも何度か遭遇した。
先祖は子孫がマウントするためにあるんじゃない。
常にさりげなく手を併せるのが大事なのさ。
>常にさりげなく…
嗚呼、ありがとう。
諸々に疲れ切ってた身に沁みたよ。
それがいいしそれでいいんだろうな。
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