産後太りの私を「デブだデブだｗ」といつもからかっていたウト。さらに生後間もないうちの息子にも「ハゲ」と笑ったウトを見て『ブチッ』とキレた私は・・・

ヅラといえば、以前から職場の人や近所の人などで髪の毛が薄い人を
馬鹿にしてよくわらいものにしていたウト。

若ハゲが気になってカツラをかぶった部下に対して酒の席で、
「おまえの頭にはカローラ１台載ってる」（カツラって結構高いらしい）と、
部下がカツラであることを知らない人の前ではがして見せて笑った
という話を伝え聞き、なんという心ないことをするのだろうと驚いた。

ウトは自分は毛がたっぷりあると油断していたようだが、
実は自分からは見えないだけで、頭頂部が徐々に薄くなってきていた。
でもよそのひとはウトみたいに失礼じゃないので、わざわざハゲの事実を指摘してないだけだった。

口の悪いウトはわたしの産後太りのわたしをデブだデブだといつもからかっていた。
それだけならまだ我慢したのだが、生後間もないうちの息子にも「ハゲ」と笑ったとき、
わたしのなかで何かがブチっと切れた。

「うちの子は産まれてすぐだから、今から生えるんです。
でも偽父さんはこれから薄くなる一方ですよ。
ご自分じゃ気付いてないんですか、そのカッパハゲ。
他人の肉体的欠点をわらう前に、ご自分の頭を直視してみてはどうです？」
と、デジカメで頭を上から激写して、デジタルデータをウトパソコンにメールでプレゼントしておいた。

以来ウトはよほどのことがなければ、
人前で帽子やバンダナといったかぶりものとらなくなった。
ウトの口から「はげ」という言葉を聞かなくなった。

帽子で蒸れるせいかウトのはげはますます進行しているらしく、
「他人を馬鹿にするからバチがあたった」と噂されているらしい。
ざまぁみろ。